子供に関わる仕事がやりたいと考えている人も多いだろう。だが、保育士になるためには短大や大学で学んで卒業するか、国家試験に合格しなければならない。そのため簡単に資格は取得できないのである。
ただ、だからといって資格がないと働けないのかというと、決してそんなことはない。保育補助という職業であれば、特に資格がなくても構わないといった園も少なくないからだ。
保育補助の仕事内容は、どの園で働くのかによって多少異なる。しかし、基本的には保育士のサポートをするのだと考えておいて差し支えはないだろう。具体的には、園内の掃除や子供たちが遊んだおもちゃなどを片付ける、昼寝をする際の布団を敷くといったものだ。
これだけなら誰でも保育補助になれそうだと考える人もいるかもしれない。ところが、保育士のような資格がないとはいえ、求められるものは多い。例えば子供は非常に風邪を引きやすいため、接する機会が多い保育士や保育補助は常に菌をもらう可能性が高いのだ。その時に重症化してしまう人だと、園で働くには向かないのである。人一倍健康体でなければならないし、自己管理ができる人である必要がある。加えて、保育園などでは基本的に散歩や体操といった体を動かすことになるため、体力も必要とされるのだ。
雇用形態としては、アルバイトやパートが一般的だ。ただし、経験豊富な人や即戦力と見なされれば、正社員として勤務することもできないわけではない。